ウェルビーイングについての、とある誤解について

梅雨に入りました。

この季節は、色とりどりの紫陽花が雨に映えて、綺麗ですね。

季節の変わり目で、体調を崩しやすい季節でもありますので、

疲れたら心も体も早めの休息、で過ごしていきましょう^^

 

さて、ウェルビーイングについて、様々な情報が発信されるようになったり、その中で色々なワークショップを受けたりする機会もあると思いますが、

今日は、ウェルビーイングに関するメッセージを聴いた際に

よく起こりがちな誤解について、シェアしたいと思います。

 

それというのも、

「これを学び、理解した暁には、幸せになる自分がいる」

とか、逆に、

「今、まだ自分はこのことに気づいていない、理解できていないから、ダメなんだ」

とか。

そう感じる人は多いかもしれません。

 

今まで、「将来」より良くなるために、

「将来」幸せになるために、

頑張り続けることを幼い頃から教わってきて、

今が不十分、今のままではダメだ(修正や改善が必要だ)

という価値基準をベースに、

それが当たり前のこととして、社会も成り立っているので、

このウェルビーイングに関する情報を聴いた時も、

無意識にこの基準で聴いていることが多いです。

 

ですが、ここで発信しているメッセージや

ワークショップでやっている様々なワークなどは、

一言で言えば、

「今の自分や、今自分が置かれている状況も、そのままで良かったんだ!」

と今を全肯定すること、

「実はこれまでもずっと良かったし、これからもそうなんだ!」

「それしかなかったんだ」

という事実に気づくことなんです。

(気づく、というと、まだ気づいていない自分は・・と

感じるかもしれませんが、それもそれで大丈夫なのです)

 

 

今のままじゃだめだ、という

私たちを苦しめる「思い込み」から解放された時に、

全てを包み込んでくれている絶対的な安心や安らぎが

今すでに、ここに、ずっとあった、

ということなんです。

 

だから、今苦しんでいても、今、そう思えなくても、

それも大丈夫。

この大切なことに気づくための、プロセス進行中なのかもしれません

(だからこのメッセージを読んでいるのかもしれません)。

 

そして、その全肯定の安らぎの中では、

自分に対しても、人に対しても、優劣や善悪などの

ジャッジから離れている

状態なので、

私たちが心底求めてやまない

本当の愛の繋がりに出るのですね。

 

普段、人は社会的な生き物ですから、

多かれ少なかれ、

人によく見られようとか、

逆に、こんな自分を見せたら嫌われるんじゃないか、

と、

いつもどこかで無意識的に警戒し、緊張している状態ですが、

そういう恐れで固めてしまった仮面を削ぎ落として

ありのままで接するときに、

私たちが心底求めてやまない、本当の繋がりに

出るのではないでしょうか。

 

もちろん、常にその状態をキープするのは

なかなかに難しいですが、

このことをいつも心にとどめ、

忘れてしまっても都度思い出し、

そこを生きようとする人たちの集まりを作りたい、

 

それが、今やっている、

ウェルビーイング・コミュニティイベント

の原点であったことを、

改めて思い出した、今日この頃でした^^

(共感してコミュニティイベントを一緒に運営してくださる方、絶賛募集中です)

 

 

何だっていいじゃん。

なんくるないさー。

 

ではでは、本日も、それぞれにウェルビーイングな週末をお過ごしください。

 

心の内なる旅の楽しみかた

あなたは旅が好きですか。

もしくは、ドライブが好き、という人も多いかもしれません。

 

私は運転は、ほぼペーパードライバーなのですが^^;

旅は昔から好きで、

国内外問わず、

好奇心に任せてこれまで色々なところに行きました。

 

今日は、そんな旅と心の世界を絡めての小話。

心の内なる探究は、旅とよく似ているなぁ、と

思うからです。

 

なぜなら、これまで気づかなかったことに気づくと、

新しい世界が開けてくるから。

 

そして、さらに奥に進んでいくと、

その扉の向こうに、どんどん新たな世界が見えてきます。

 

 

旅と違うのは、

まだ知らない未知の場所に辿り着くのでも、

何か新しいものを発見するでもなく、

 

いる場所は同じ、というところ。

そして、「すでにあった」ことに気づいていく、

というところが、通常の旅とは大きく異なります。

 

 

でも、気づきという扉を開く前と後では、

捉え方が全く変わっているので、

同じ場所にいても、全く違って見えます。

 

しかも、徐々に、起こる現象自体も変わるから

(突如として変わってしまうケースもまれにありますが)、

面白いですね。

 

 

そして、世の中に数多く存在する心のワークというのは、

内側の旅を深めていくことに他なりません。

 

 

ここで、心のワークを紹介する講演、ワークショップ

を務める講師やファシリテーターは、

そこに参加される旅人1人ひとりの、

単なる「ツアーガイド」にすぎません。

 

もしくは、運転好きの方には

カーナビさん、というのがしっくり来るかも

しれませんね。

 

決して、「先生」と呼ばれるような偉い人でも

強者でも、特別な存在でもありません。

弱い者を助けるヒーローでもありません。超フツーです笑。

そもそも本来、

救いも、強さも、全て一人ひとりの中にありますから、

助けるものも助けられるものもありません。

誰もが全て、完璧です。

(この、すでに完璧だったことに気づくことが

内なる旅の醍醐味です)

 

ただ、旅の途中、

ツアーにご参加されている旅人さんが、

道すがら、方向がわからなくなってしまったり、

途中で迷子になってしまったりしたら、

ガイドさんは

旗を振って、こっちですよーって

声をかけると思います。

 

見知らぬ土地にいくときは

ガイドさんがいるとスムーズに旅ができるし、

安心ですね。

 

暗い場所は特に、灯りの方向に進んでいく

ことが大事です。

 

内なる旅のツアーガイドも、全く同様の役割です。

 

そして、内なる旅の体験自体は、旅人1人ひとりがします。

旅の味わいも楽しみ方も、旅人それぞれですし、完全に自由です。

 

内なる旅のガイドは

「こんなに素敵なところなんですよー、ここは。

とってもおすすめなんです!ぜひ自由に楽しんで

いってください^^」という感じで、

なんら普通の旅と変わらない、

現地おすすめ!のご紹介に近いです笑。

 

ガイドは、これまでたくさんの旅の経験をしてきた中で、

この素敵な場所をもっと

シェアしたいと思っているし、

この素晴らしさをみんなと分かち合いたい、

と心から思っていて、

そのシェア自体を楽しみ喜んでいる、といった

感じでしょうか。

 

最近、ワークショップを開催していて、

改めてこんなことをふと、思いましたので、

シェアさせていただきました。

 

散文、つらつらとお許しください^^;

 

また、6月、7月に定期開催しているウェルビーイング・ワークショップにてお会いできる、ご縁のある皆様と一緒に、

引き続き、奥深い、素晴らしい旅の体験を楽しみたいと思います^^

 

それでは本日も、ウェルビーイングな1日をお過ごしください。

 

 

はなみ ゆうか

 

 

 

 

 

 

ありとあらゆるものが自然〜人も思考も何もかも〜

「ありとあらゆるものが自然現象で、

それが刻々と起こり続けている。」

 

瞑想を続ける中で、

そんなことを鮮烈に、明らかに感じます。

 

人間だけが、様々な出来事に対してコントロールできるとか、

人だけが自然とは異なって、特別なように感じているけれども、

それも、単なる勘違いだったことに気づきます。

 

「コントロールしているつもり」になっていただけで、

実は何もコントロールできていなかった、

(コントロールする自分はそもそもいなかった)

という感じでしょうか。

 

そもそも、この大自然の中で、なぜ人間だけが、

起きる現象をコントロールできる、と思っているのでしょう。

 

よくよく考えてみれば、

日々考えていることも、感じていることも、

日々の行動も選択も、何もコントロールできていませんよね^^;

 

例えば、もし思考や感情がコントロールできるのなら、

嫌だ、と感じているあらゆる思考も感情も、

そのコントロール力(自力)で、

何も浮かばなくなるように

できるのではないでしょうか。

 

そして、実際に、長年、どんなに努力しても

コントロールできなかった、というのが

正直な内側の感想なのではないでしょうか。

 

ある意味、これは、絶望的なメッセージに聞こえるかも

しれませんね。。

ですが、実際、そうではありません。

 

 

 

起こる思考、感情や外側の事象について、

「もっとあらゆることをコントロールできる自分になれば

幸せになれる」

という観念自体が、

すでに今の安心や幸せから遠く離れてしまっているからです。

 

だって、今の状態、今の自分を否定しているから。

 

ここでも、「幸せからの逆走」が起きています。

 

あなたは、今のままですでに大丈夫であり、

完璧な存在です。

 

「今のままでは不十分だ」、とどこかで

決めてしまった、思い込んでしまっただけで、

 

今の状態が常に、起きている「これ」しかなく、

そういう意味でいつもベストなんです。

 

 

起こる事象自体には、良い悪いとか、

上下、優劣はありませんし、

本来、ポジティブもネガティブもありません。

 

 

そこに、ただ、

自身の意味づけやイメージを通して見ているだけです。

(実際には、その意味づけやイメージも

ただ起きているだけですが)

 

 

そして、人はみんな、このことを深いところで

知っています。

 

動物や自然を見て心底癒されるのは、

動物や自然は、

この「コントロール」がない状態で

ただありのままに、自然のままに、生きているから。

 

そして、私たち人が

それを見たいと思うのは、

動物や自然を通して

それをダイレクトに感じたいという願いが

あって、

もうすでに、そのことを深いところで

知っているからです。

 

だから、何があっても、大丈夫^^

 

今、このブログを書きながら、

ふと窓越しに外を眺めると、

小鳥さんたちが、チュンチュン鳴きながら

近くにやってきました。

 

可愛い、無条件に癒されます^^

 

 

あと、今、家に可愛いお花たちも咲いていますが、

花たちも、

「私の方が綺麗でしょ」と競ったり、

「あなたのような花になりたい、だから頑張る!」

「頑張って、日陰の外から出る!」

などとは

言っていないと思います笑

 

ただ、自然のまま、咲いているだけ。

 

私たちはそこに、

本来の心地よさや安らぎ、慈しみを感じているのかもしれません。

 

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