全てはひとつ

長年瞑想を実践してきて感じること。

それは、やはりありとあらゆるものは繋がっていて、

全てはひとつだ、ということです。

 

あらゆる人も、自然も、モノも、

全てはエネルギーでできていて、

その「表面的な現れ方」が異なるように見えているだけで、

大元は一緒。

 

表面的な現れ方は、

人の目に見えると見えざるとを問わず、

その瞬間に現れる波長の違いによって

異なるように見えるけれども、

本来は全て光。

 

人は、どこかで繋がりを求めていて、

深い繋がりを感じると、

心からの安心感や、

深い愛のようなものを感じますよね。

そして、それを求めてやまないのが

人間のひとつの根源的な欲求なんだと

思います。

 

私たちはそれを外側に求めて、

人間関係の中で見出そうとし、

それが見つけられない、

見つからない、と

時に四苦八苦してしまったりしますが、

 

どんなときも、外側ではなく、

自身の内側深くに潜っていった時に、

それ(本当の繋がりや、愛)を感じるのですね。

 

 

複数の方たちと一緒にグループで瞑想をし、

意識の奥深いところの静寂を感じるたびに、

このことを強烈に感じます。

 

 

私たち一人ひとりがこのことを

頭で理解するのではなく、

実際にそれを体感した時に、

 

根本から大きく社会が変わっていく、

本当の意味での「ウェルビーイングな社会」

が顕在化するのではないでしょうか。

 

なぜなら、みんな、深いところで繋がっているから。

全てはひとつ、だからです。

 

あなたが、この深い幸せの状態にあれば、

そのエネルギーは、周りに伝播していきます。

 

だから、周りも幸せであってほしい、と願うなら、

まずは自身が幸せであることが何より大切です。

 

一人ひとりの、その幸せのエネルギーの折り重なりによって、

世界中が幸せのエネルギーで満たされていきます。

 

 

なんだか最近、日々の瞑想やワークショップなどで

このことを強烈に感じ、

深い感動と共に、情熱が迸ってきましたので、

鉄の熱いうちに、シェアさせていただきました笑。

 

というわけで、まずは日々の瞑想から。

今、瞑想をしている人は、

ぜひ一緒に瞑想習慣を続けていきましょう!

 

まだやったことがない方も。

随時、瞑想会やワークショップなどを開いていますので、

もしご興味やタイミングがありましたら

ご参加ください。

 

 

 

 

 

ウェルビーイングな旅の1ページ〜金沢編〜

先日、GW前半のお休みを使って、金沢に行ってまいりました。

 

(5日に金沢で地震が発生しましたが、現地にお住まいの方や

金沢付近をご旅行中の方には、気持ちが落ち着かない方も

いらっしゃるかもしれません。

早く落ち着かれることを心よりお祈りしております。)

 

 

金沢は以前にも観光したことがあるのですが、

歴史と現代が交錯する

とてもみやびで大好きな街のひとつ。

 

街の至るところにアートを感じます。

街もコンパクトで、歩きやすいので、

今回もあちらこちら歩き回り、

いい運動にもなりました。

 

歩き疲れたら、

和のカフェなどで休憩しよう!

という楽しみもあり、

歩いてたくさん運動もしているので、

カフェでのおやつタイムも、

夜のちょっと豪華なお食事(のどくろさんをはじめ、海鮮が美味しい&お麩を使った加賀料理も大好きです)も

全然罪悪感がなくていいですね笑

 

 

今回泊まったホテルが、金沢城のお堀沿いの近くだったため、

朝食を軽くすませて

早朝のお散歩に出掛けてみたのですが、

金沢城公園と兼六園がひと続きになっていて、

あまりに朝の新鮮さの中で観る景色が素晴らしかったので、

結局全部を見て回ることになりました笑

 

まずは金沢城公園から。

 

爽やかな早朝の青空とそよ風に吹かれ、

新緑の鮮やかな緑がとても美しく、

あちらこちらから小鳥さんたちの

可愛いさえずりも聞こえてくる・・

 

ため息が出るほど美しい朝の新鮮な空間。

 

そんな中で、

金沢城公園内の開けた景色を

ゆっくり歩きながら眺めていると、

 

ここは天国!?と思うほど

本当に平和で、穏やか〜な時間が流れているのでした。

 

無条件に、あぁ、しあわせだな、と。

 

こういう時も

実は瞑想状態の一種なのですが、

(何も座って目を瞑っている時だけが

瞑想ではありません)

 

つまりは、今目の前にあるものと

ただ一緒にいるとき、

今にあるものを五感を使って感じている時に

「それ」はやってくることを改めて感じました。

 

 

続いて、兼六園に入ると、

海外旅行の渡航制限も解かれ、

 

早朝だというのに、

外国人のツアー観光客がわんさかいましたが、

他にはない、日本の和の雅さを感じられる

場所ですから、そりゃお気持ちわかります。

 

あぁ、ひと昔の(コロナ以前の)光景だ、と懐かしさを覚え、

私もなんだか海外に行きたくなってきました。

 

数年前に来たときも兼六園は散策しましたが、

相変わらず美しい和の庭園にほっこりしながら、

早朝散歩は無事終了しました。

 

 

今日はほとんど単なる旅日記(ほんの一部)となりましたが笑、

今回もウェルビーイングな、素敵な旅となりました。

 

GWも終盤となりましたが、

普段見慣れている景色の中でも、

今のひとときを、ただ、じんわり感じてみる。

 

そんなとき、無条件に、ただあることの喜びや

幸せを感じるかもしれません。

 

皆さまも、引き続きウェルビーイングな休日をお過ごしください^^

 

はなみ ゆうか

 

 

「北風と太陽」の世界

かの有名な「北風と太陽」のお話。

 

昔から人は、とてもシンプルだけれど、

人間の心の本質をとらえたこの深い話を思い出しては、

いつの間にか忘れてしまう、

そんなことを繰り返しているのかもしれません。

 

 

北風は、

風をビュービュー吹かせて

旅人の服を脱がせようと試みますが、

旅人はより一層寒さに震えて服にしがみつき

一向に脱がせることができず・・

 

一方、太陽は、

自らのあたたかな光を発し続けることで、

旅人をあたため、

旅人は自然と服を脱ぎたい気持ちになり、

自ら服を脱ぐことになります。

 

 

学校や会社など、これまでの社会においては

「北風を吹かせる」ことが主流でした。

 

 

ルールや制度、規律というものを重んじ、

社会的地位が上の者がこれに従うように指示をし、

下の者が従順に従う、

 

指示に従わない者がいれば、

厳重注意や、場合によっては罰則を与えるなどして、

恐れや罪悪感を与え、

何かをするにつけ、いつも辺りの様子を伺い、

失敗しないように注意を払って

対応する・・

 

そんな「北風コントロール」に基づいた

社会が、学校なり会社なり、その他大小問わず

多くのコミュニティにて展開されてきたように

思います。

 

 

それが当たり前だったし、

今でも、そのような世界しかない

と思っている人も多いかもしれません。

 

禅(ZEN)でいうところの、

「自我(エゴ)をベースとした恐れの世界」

=北風コントロールの世界

といっても良いでしょう。

 

この世界では、

旅人だけでなく、

北風も恐れに基づいています。

北風は、外側をコントロールすることによって、

秩序が保たれて、なんとか安心が得られると思っているし、

自身の価値や力を証明できると思っているから。

 

裏返して言えば、

今の状態では、

安心を得られずに恐れや不安を抱いているし、

今の状態ではダメだと思っているし、

力のなさを感じている(だから外側に証明したい)

ということです。

 

北風も旅人も、みんな恐れという城壁の中で

生きています。

 

 

一方で、太陽は、旅人の思いを尊重しています。

 

太陽は別に、旅人に服を無理やり脱がせようとは

思っていません。

 

太陽は愛そのものであり、恐れがないので、

旅人の今の状態をそのまま受け入れています。

(脱いでも脱がなくても、どっちだっていいよ、という

心境です。)

 

太陽自身の中で常に自家発電している

あたたかな光(愛)が、自然に漏れ出し、

いつも辺り一体を大きく照らしています。

 

その光(愛)のエネルギーが大きければ大きいほどに

より辺りを照らし、

旅人をあたためていきます。

 

旅人は、太陽のあたたかな愛の光によって、

服(という恐れで自身を小さく見積もっていた勘違いの自分)を

脱ぎ捨て、

太陽と同じように、本来の自身の光を思い出した

のかもしれません。

 

恐れからの対応は、恐れを引き寄せ、

愛からの対応は、愛を引き寄せる。

 

全ては本来、(目にみえる物質含め)エネルギーから

成り立っているこの自然界の仕組みです。

 

そして、北風が悪いのではありません。

 

北風も、自身の中にある太陽の光を

すっかり忘れてしまっただけで、

もうすでに、その光の中にいます。

 

恐れの世界も単なる一側面であり、

太陽が暖かく照らす愛に満ちた世界も同じ

時空間に存在しています。

 

ただ、これまでの習慣で、

すっかり恐れに「フォーカス」しているので、

その光が見えなくなってしまっただけ。

 

北風自身も、長い間、北風をビュービューと吹かせること

は、疲れるし、恐れや心配などで

あまりいい気分ではないし、

時に旅人からも疎まれて、正直しんどいのではないでしょうか。

 

 

本来の、太陽である自分を思い出していくには、

とてもシンプルですが

今、いい気分でいるか

今、安心と幸せの感覚に包まれているか

です。

 

そこにいつも戻る、と心の内で決意するだけです。

 

今、安心と幸せを「感じている」とき、

すでに自身が恐れから解放され、愛の光の中にいます。

 

その光で辺りを照らすとき、

真に安心と幸せに満ちた世界が訪れるでしょう。

 

なぜだか、昔から好きだった、「北風と太陽」の話が

ふっと浮かびましたので、流れのままに書いてみました。

 

今日の東京は、太陽のあたたかな光に照らされて、

ポカポカと心地よいひとときが続いています。

 

それでは今日も一日、ウェルビーイングなひとときを

お過ごしください^^

 

はなみ ゆうか

 

 

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