幸せに“理由“なし〜幸せの感応と分かち合い〜

普段、私は色々な形で、

ウェルビーイングに関するお話会や

ワークショップ、リトリート・イベント等を

やっているのですが、

 

そこでは

知っている情報や知識を“教える“というよりも、

 

集まってくれた人たちと共に

ほっこり落ち着いたり、

何だか気持ちが軽くなったり、

自由で楽しい感じがしたり、

人との深い繋がりを感じたり。

 

そんな、私たちの奥に内在している

幸せな感覚の“場“を皆さんと一緒に

深く共有できたらいいな、と常々思っています。

 

そもそも、ウェルビーイング=幸せって、

知識でも、学ぶ対象でもなくて、

直接感じるものだから。

 

幸せを感じているときって、

「私はなぜいま、幸せなのか」とか

考えないですしね笑

 

本当に幸せなときは、

「ただ幸せだなぁ〜」と感じている状態であって、

何か幸せの理由を探していたり、

幸せの条件を考えている時は、

実は、あまり幸せを感じていない笑

 

そして、私たち人間は、

見た目も経験も環境も得意なことも

興味のあるポイントも、

考えていることも願いも、

人生経験も、

人ぞれぞれ違うし、同じ人は一人として

いないけれど、

 

幸せを求め、

その「たったひとつの純粋な美しさ」に向かう

気持ちは全員同じ。

 

そのルートややり方が、それぞれに違うだけ。

 

人は、違いばかりに目を向けると、

いずれ、争いや防御などの恐れにつながるけれど、

 

この同じところをみんなで深く分かち合った分だけ、

心から、お互いの違いを赦し、認め、尊重し合えるのだと

思います。

 

というわけで、

皆さんとの幸せの分かち合いを、

これからも色々な切り口で

やっていく所存です^^

 

私の本当にやりたいことは、もう正直これしかないし、

集まってくれる皆さんに叶えてもらっていて、

改めて、いつも感謝です✨

 

直近のイベントはこちらにも貼っておきます。

<9月9日(土)開催ウェルビーイング・イベント>

https://peatix.com/event/3671262/view

 

ちなみに、来月10月14日(土)は、トトロの森での

森林浴イベントやります^^

(今から楽しみだー♪)

 

それでは、今日もそれぞれに、引き続きウェルビーイングな1日をお過ごしください^^

 

はなみ ゆうか

 

 

全ては自分の心を映し出す鏡

あなたが魅力的だなと思う人や、好きな人を好きだなー、

と感じる理由は、何だと思いますか。

 

それは、

実はあなたの中にもすでにそれがあるから。

普段それは自分の意識の表層に現れていないから

そう思えない、もしくは「足りない」と思っている

かもしれないけれど、

実際に自分の心をよく観ていくと、必ずそうなっています。

 

そして、その人と一緒にいると、その部分が共鳴して、

その好きな要素を感じられる。

だから心地いい。

 

この(人の)話を聴きたいなども同じで、

自分の中で信じているもの、共感的に浮かび上がっているものを

その(人の)話を通して確かめたい場合が殆ど。

 

だから、自分の信念と異なる話には、

興味がないし、

否定したくなる場合もあるかもしれないし、

実際にその話をしている人が目の前にいても

当人は全く聴いていない笑。

もしくは、自分の信念に合致する部分だけ聴いている

場合が殆ど。

 

逆に、「嫌い」も全く同じ原理です。

それは自分の中で無意識に否定している要素だったりします。

 

自分の中で、こういうことをやっちゃいけないとか、

こういう状態はよくない、と否定的な思いを持っている場合に、

それをやっている人を見ると腹が立ったり、

嫌いだーと思うのは、まさにこれです。

 

この世界は、ひとつの狂いもなく完全に、心を映す鏡。

自分の心のフィルターを通して、観ている世界。

だからあらゆる事象、人自体に、いい悪いはないよ。

人は外側の事象自体をえっちらおっちら変えようと努力して、

幸せを「手に入れよう」ともがくけど、

それは天気とか、あらゆる自然現象をコントロールしようとするくらい、全くの無理難題なんだな。

そもそも、現象自体をコントロールできる「私」なんて、いないのだから。

起きる事象を、幸せと感じれば、幸せな現実が現れ、

否定した分だけ苦しい現実が現れる、ただそれだけのこと。

幸せって、本当はものすごくシンプルで、簡単なこと。

 

 

だけど、私たち人間は、物事に色々な思いを持ち、

多くの場合、自動的に恐れから否定的な判断をしてしまいます。

それは、個々の人生の中で創られた思いだけなく、

歴史的に先祖代々、社会全体で作り上げてきた

集合的な思いもたくさん浮遊しているからです。

 

それが、本来の幸せを、シンプルなものではなく、

難しく、とても複雑なものにしてしまっています。

 

だから、否定的な判断に気づいたら、

本当にそう思う?

本当にそうなの?

って内側に尋ねてみたらいいです。

 

時間がかかる場合はあるかもしれないけれど、

本当のことを観たいと願えば、

あれ?なんでそんな風に思ってたんだっけ?って

その否定的な思いが勘違いであったと気づく

時が必ずくるから。

 

そういった思いから解放されたとき、

真の自由や愛の感覚が大きくやってきます。

 

私も、もっともっと深くこれを感じたい^^

実践者のひとりとして、勘違いの思いを落として

いきます。

 

 

今日も簡単ですが、

これまでの気づきのプロセスの中での経験をシェアさせて

いただきました。

 

 

何か、楽に幸せに人生を過ごしていくうえでの

ヒントや気づきのきっかけにしていただけたら、

とても嬉しく思います。

 

それでは、今日も良い1日を!

 

はなみ ゆうか

 

 

真実の愛を探す旅人のお話

 

あるひとりの旅人がいた。

その旅人は、長年、ある真実の泉を求めて、旅をしていた。

 

その旅人は、

判断(ジャッジ)だらけ、制限だらけの国に住んでいて、長年、「心から幸せ」と言える状態を体験していなかった。

窮屈だが、まぁ人生はこんなものか、と思いながらも、

どこかに心から満たされるユートピアの世界があって、

そこにいつか到達することを夢見て旅を続けていた。

 

そんな自国で湧き出る水は、濁りがあり、味気なく、ストレスの塊のような水。

 

これまでの記憶の限りでは、その美味しくもない、味気ない水しか飲んだことがない。

 

そして、飲んでも飲んでも、すぐに渇いてしまう。

飲めば、一瞬渇きは癒える気がするが、すぐにのどは渇き、

決して十分に満たされることはない。

 

この旅人だけでなく、

この国の住人は皆、喉がすぐに渇いてしまうので、

「もっともっと水が欲しい」となり、みんなこぞってこの水を求める。

競争によって水を獲得し、もしくは失い、

他の人にとられないように、失くならないようにと、

得た水はできるだけ自らの手元に蓄えておく。

 

でも、このことが国全体で当たり前になっているので、

それ以外の水があることに、気づかない。

 

だが自国の水以外にあるのではないか、と諦められない旅人は、

あの「ポジティブな」住民が多く住んでいると噂の隣国にいけば、

「もっと美味しい水が手に入るかもしれない」

という情報を耳にした。

 

その水は、今飲んでいる水よりも美味しいらしい

乾いたのども、ちょっと潤う時間が長くなるらしい・・

 

旅人は、のどの渇きにもううんざりしていたので、

意を決して隣国に行き、そのうわさの水を飲みにいくことにした。

 

数日歩いてようやく隣国にたどり着き、

そのうわさの水が飲めるという泉に到着。

その水は、もともとこれまで飲んできた濁り水に、ちょっと美味しくなる味付けがされた、ポジティブという名の調味料入りの水。

この日も多くの隣国の住民たちが

この水を求めて飲みにきている。

 

水はキラキラと輝いていて、濁った自国の水より

一見とても美味しそうだ。

 

「私のイメージ通り」

旅人は思った。

 

旅人に、この水を飲む順番がやってきた。

期待に胸を躍らせ、ドキドキワクワクしながら、

ひと口、水を飲む。

 

たしかにいつもより綺麗な水だし、

美味しいし、なんだかちょっとポジティブになって、

高揚感も感じられる、

そんな水だ。

 

うん、いい感じ。

とうとう、見つけたのかもしれない!

旅人は興奮した。

 

が、それも束の間。

飲んでしばらくすると、また「渇き」が戻ってきた。

そればかりか、様々なネガティブな感覚が押し寄せ、

気分が重たい。

旅人は焦りと不安に包まれた。

 

 

旅人は、辺りにいた隣国の住民に、

この水の解説を求めた。

 

すると、水に詳しい隣国の住人が、

「この水は、

あなたの自国の水に、「ポジティブ」という

栄養成分を追加した水だよ。

だから、喉はいずれ乾くが、君の国の濁った水よりも

ちょっとはポジティブな気持ちになれるし、

喉が乾くまでの時間は少し長いかもしれない」

と答えた。

 

さらに、水に詳しいその住人は付け加えた。

「この水は注意事項がある。

飲むと楽しい感じになったり、自信が得られたように感じたり、

高揚感が得られるのは確かだが、

喉が乾いた時は、逆に、悲しくなったり、劣等感を感じるなどネガティブな気持ちに苛まれる。

だから、決して飲み過ぎてはいけないよ。」

 

旅人はそれを聴いて、正直に心の内に尋ねた。

 

「今に比べればマシなのかもしれないけれど、

少し経つと戻ってしまう・・そればかりか、

元に戻れば喉の乾きは増すのかもしれない」

 

「私は、そんな水が本当に欲しかったのか。

私は、本当はどんな水が欲しいのだろう」

 

旅人は、この国の水に全ての望みをかけていたのに、

と絶望感や無力感に襲われていた。

 

旅人は、もう、長年の水探しに疲れ果てていた。

 

旅人は、泉の横に座って少しの間瞑想し、

自問自答を繰り返した。

 

しばらくすると、心の内側から、

 

「私は、本当に満たされる、真実の水を求めている」

と小さな、だけど、はっきりとした声が聴こえた。

 

 

 

これまでずっと、探し求めていた。

絶え間なく水が湧き出ていて、

どこまでも味わい深く、いつでも満たされる、そんな水を。

外側の何かや誰かに求めたり、誰かから勝ち取る必要もなく、

失う心配も必要ない、そんな水を。

 

「でも、それは一体どこにあるのだろう」

 

そんなことをぼんやり思いながら、

旅人は

その隣国から帰る途中、あるひとりの水の研究者に出会った。

 

その研究者に、旅人は

長年、真実の水を探してきたこと、

純度100%の水を飲みたいこと、

飲めば本当に満たされる水のありかを探していること、

を率直に伝えた。

 

隣国まではるばる水を飲みに行って、絶望感を抱いたことも

正直伝えた。

 

旅人が、心からのこの望みを打ち明けると、

その研究者は、

「そもそも、このポジティブとかネガティブといった、そういう「判断」を超えた世界の「外」に出ないと飲めないよ」と言った。

 

そして、

「あなたが求めている、「判断の世界」の外にある

真実の愛の泉は、すでに今、あなたの足元に、ずっとあるのだよ」

と付け加えた。

 

これまで全く知らない世界に出ること。

 

それは、少し怖くもあったが、

その研究者が言っていることは、なぜか本当だと思った。

 

 

「私は、長年探し求めてきた真実の水を飲みたいんです。

あなたが言っている、「判断」の外の世界に出たところの

真実の泉に連れて行ってください」

 

旅人は、その研究者に懇願した。

 

すると、その研究者は、「はっはっは」と笑って、

「今言っただろう。それはすでに、あなたの足元にあるのだよ、今この時も。

それは物理的などこかにあるのではない。

あなたの心の奥底に、すでにずーっとあるのだよ。

だから、外の世界をいくら探しても見つからないよ。

それは、これまでの経験の中で、十分気づいていることでしょう」

 

と言った。

 

旅人は、はっと気づいた。

 

そして、この研究者の言葉通り、

瞑想をすることにした。

なぜなら、これまでの経験の中で、

瞑想は、「判断の世界」から離れる方法であることを

知っていたから。

 

旅人は、自らの内側に

真実の愛の泉があることを信じて、

瞑想を始めた。

自らの内側に、ひたすらそれを求めた。

 

すると、どのくらい時間が経っただろう。

 

これまで常に湧き出ていた思考(判断)が

シーンとしてきて、どんどん静かになってきた。

 

それがどんどん静かになると同時に、

幸福としか呼べない感覚が、どんどん拡大していく。

大きく広がっていく。

とてつもなく自由で、感じたことのない解放感。

愛としか呼べない、全てが受け入れられているという

深い深い安心感。

 

しばらく、旅人は、このなんとも言えない

感覚を味わっていた。

もう何も考えられなかったし、

何も考える必要はなかった。

 

全てはすでに与えられていたし、

欲しいものは全てここにあったことがわかったから。

もうどこかに出かけて探す必要も、求める必要もなかった。

 

それは、なんとも言えない安心感だった。

 

 

「判断の世界」の外にあるその水に触れたら、

なんとも言えないしあわせに包まれる。

完全に満たされる。愛としか呼べない、

ただここに存在することの素晴らしさ。

その泉は、ずーっと無限に湧き出ていて、

自らを生かしてくれている、愛そのもの。

 

旅人は、感激し、感極まって泣いていた。

 

のどはもともと渇いていなかったことにも気づく
そんな不思議な水

ただし、この水は、これまでの判断という枠組みから

飛び降りたところにわき出ている。

 

そして、どの水を飲みたいかは、

いつだって、自らの気持ち次第。

 

旅人は、この今日起きた素晴らしい体験をどんなときも忘れないよう、

そして、多くの人たちとこの素晴らしい体験を分かち合えるよう、

メモとペンを取った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本当の幸せとはなにか。

自分が本当に求めているものはなにか。

それを考えるきっかけにしていただければと思い、

水(幸せ、愛)を求める旅人のお話を書いてみました。

それでは今日もウェルビーイングな1日をお過ごしください。

 

はなみ ゆうか

 

 

 

 

PAGE TOP