PERFECT DAYS(パーフェクトデイズ)

 

先日、久しぶりに映画を観に行きました。

その名も「PERFECT DAYS」。カンヌ映画祭で主演の役所広司さんが

男優賞を受賞した作品です。

 

この映画、とてもセリフが少ない作品ですが、

まさに主人公の「禅(ZEN)」的な生き方・あり方を描いた作品のように感じ、

観終わったあとも、じんわり静かな感動がありました。

 

 

”一人ひとりの世界は、実はつながっているようで、つながっていないんだ”

”今はいま、今度は今度”

 

何気ない、ささやかな日常の中に、どれほどの幸せや、今ここにしかない価値を味わえるか

 

相対比較の中で価値判断をしながら、”幸せ”すら他者と比較し、

焦りや自己否定や不足感から、未来に向かって何かを望むという、

相対比較や時間の中の世界では味わえない、

 

”今を生きる、静かな喜び”

 

そんなことを、主人公は言葉少なげに、柔らかいまなざしで

語りかけてくれているように

感じました。

 

そして、

”一人ひとりの世界は、実はつながっているようで、つながっていないんだ”

 

外側に絶対的な世界というものがあり、

それをみんなで共有しているのではなく、

この世界は、一人ひとりの心が投影して、心の中の解釈で、それぞれに体験している、パラレルワールド。

 

そこに、正解があるのではなく、いま、私たちそれぞれを通して、

唯一無二の体験が刻々とおきているだけ。

 

そんなことを語りかけてくれているように思います。

 

体験自体に正解がある、と考えたら、

今が不正解なんじゃないか、

今のままじゃ、だめなんじゃないか、って

不足の世界にどんどん迷い込んじゃうけれど、

 

そもそも正解、不正解って、

誰も決められないし、それは頭の中で決めてしまった

単なるイメージやこだわりでしかない。

 

どこまでが正解で、どこからが不正解かなんて、

そもそも切り分けられるものじゃない。

 

今、つらいことが起きていたとしても、

そのつらいことが何か大きな良きことにつながっているとすれば、

どれが正解で不正解なんて、決められないしわかりっこない。

 

他の誰にも経験できない、本来、誰とも比較のしようがない、

私たちそれぞれに体験している、その唯一無二の体験。

 

二度と同じようには来ない、その”今ここ”にしかない体験を

ちゃんと味わって、

 

そこに幸せや喜びを見出せばいい。

どんな意味付けも自由だし、それがその人が体験する世界になるのだから。

 

そんなことを、じんわりと深いところから

優しく語りかけてくれる映画でした。

 

 

まだ所々の映画館でやっているみたいですので、

ご興味あればぜひ、映画館まで足を運んでみてください。

 

 

ゆうか

 

 

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